天乙貴人(てんおつきじん)
最も吉兆が強く災厄から守られる。強い福徳と加護が得られる暗示。目上からの支援が得られ社会的に成功する。
大極貴人(たいきょくきじん)
困難に陥っても不思議と何かに助けられる暗示。
文昌貴人(ぶんしょうきじん)
知性をつかさどり、文学や文芸に秀でる。学問的にも知識が深く、芸術、芸能など、その方面での活躍が期待できる。
福星貴人(ふくせいきじん)
金銭、物資に恵まれる暗示。財運が強く、苦境に立たされても乗り越える。
天厨貴人(てんちゅうきじん)
勤め人なら昇進や出世が早く、学生なら進級進学試験に合格する暗示。また衣食住にも恵まれる傾向。
天官貴人(てんかんきじん)
何事も不思議とうまくいく暗示。望み事も思うように運ぶことが多い。
暗禄(あんろく)
窮地から救われる吉星。絶体絶命に陥っても思わぬ人に助けられたりする。
紅艶(こうえん)
異性にモテる。魅力的で愛嬌があり異性から言い寄られることも多い。色欲、恋愛のトラブルに注意。
金与禄(きんよろく)
お金持ちや資産家との縁談が舞い込む、またお金が転がり込む暗示。女性の場合、美人で玉の輿が多い。
魁罡(かいごう)
激動の暗示。非情に頭が良く文芸にも秀でます。決断力もあり、思い切ったことをします。しかし、厳格な性質で気性は激しく、時に残酷な一面をのぞかせます。女性の場合は美人が多い。
羊刃(ようじん)
吉凶とも大きく作用。凶意は甚だしく非常に影響が強い。凶神の代表格とされる。
ただし、弱い柱の場合はこれを助ける吉星に。強い自我を抑えることができる偏官(次点で正官)が作用すれば非常に強い立身運として現れ、英雄、豪傑として大きな成功を治める事もある。
飛刃(ひじん)
とばっちりを受けやすい。男性はギャンブルや争いごとに要注意。妊婦はお産がよくない。
流霞殺(りゅうかさつ)
交際上手でお酒に縁があるが、酒色に溺れ足元をすくわれる。妊婦は産厄に注意。
懸針殺(けんしんさつ)
交通事故や突発的な事故に注意。夫婦は縁が変わりやすい。
亡神(ぼうじん)
病気や内的な災厄に注意。他の柱にも重複すると経済不安や疾病など様々な悪影響を及ぼす。
禄馬貴人(ろくまきじん)
祖先の徳に守られ、福分に厚い。
妨害殺(ぼうがいさつ)
夫婦仲、異性トラブル、婚姻相手の実家とのいさかいに注意。
日刃(にちじん)
結婚生活に難あり。気性が激しく男女とも配偶者を剋しやすい。
日徳(にっとく)
穏やかな性格で礼儀礼節をわきまえ、粘り強く芯が強い。徳を積んだ分、助けも多い。
天徳貴人(てんとくきじん)
先祖の徳(守り)を表し、災厄からの加護がある。凶兆も吉に代わり凶事は軽くて済む。勤め人は上司に引き立てられ出世が早い。
月徳貴人(げっとくきじん)
凶兆を平運にし、吉兆を増幅する働きがある。
天徳合(てんとくごう)
天徳貴人と同等かそれに次ぐ。天徳貴人と揃うと非常に良い。
月徳合(げっとくごう)
月徳貴人と同等かそれに次ぐ。月徳貴人と揃うと非常に良い。
華蓋(かがい)
文化、芸術に才あり。また孤独、宗教を暗示。独自の世界観を持つことが多く、芸術的なセンスにも長ける。しかし、それ故に孤独感も抱えやすい。
主に日柱、次いで時柱にあれば影響する。年柱、月柱は重視されない。
血刃(けつじん)
病気や事故、大きなけが、流血沙汰など、血を見る災厄に注意。
駅馬(えきば)
忙しく動き回るという意味があり、転居、転職、転勤などを暗示。
天乙貴人とともにあれば天馬貴人となり出世を暗示。
長生、冠帯、建禄、帝旺なら成果期待、衰、病、死、絶なら貧乏暇なし。
刑、沖すると忙しいわりになかなか結果出ず。
咸池とともにあれば異性関係のトラブルで家を出る。
弧辰、寡宿とともにあれば生家を離れる。
華蓋があれば精神世界に没頭する。
劫殺(ごうさつ)
交通事故や遭難、外部から持ち込まれる災厄。亡神とともにあると凶意が増す。命式に2つある人は金銭執着強い。3つ以上あると凶暴で冷酷な性格。
咸池(かんち)
色情問題のトラブルを暗示、泥沼化に注意。水に関する災難を意味することも。
女性の場合、器量よし。
同柱に偏財や食神があると色欲や酒に溺れ、人生を享楽的に送る傾向がある。
偏官があると、水商売、芸能界などに向く。
傷官だと、愛人関係のトラブルを暗示。
十二運が長生、冠帯、建禄なら、色気や魅力が引き立つ。
衰、病、死、絶なら、後ろめたいことを抱える。
沐浴なら、性を求める傾向が強い。
特殊星駅馬とともにあれば、異性を追いかけて。
天徳、月徳とともにあれば、咸池の持つ凶意は薄れる。
白虎(びゃっこ)
病気を暗示。命式に2つ以上あると幸薄で苦労多し。
持病の悪化や事故死など不測の災厄に注意。
隔角(かっかく)
遠くに行く。生地を離れ他国で暮らす。
寡宿(かしゅく)
孤独やひとりぼっちを暗示。家族や親族と縁が薄い。父がいないという意味がある。
孤辰(こしん)
孤独やひとりぼっちを暗示。家族や親族と縁が薄い。母がいないという意味がある。
囚獄(しゅうごく)
行動を束縛される。刑事事件や警察、税務署からの呼び出しなどに注意。災難にあったり濡れ衣を着せられたりたりすることも。
弁護士、検察官、裁判官などの法曹関係者にも現れることがある。
淫欲殺(いんよくさつ)
異性間のトラブルが多い。わがままで人から嫌われる。
桃花殺(とうかさつ)
異性に異常にモテる。しかし、色難の相があり男女間トラブルも多い。
十干禄(じっかんろく)
社会的地位や名誉を得る。日干から見て建禄にあたる支が該当する。